紙芝居「わたると新潟」(原作:野沢 沙樹)は新潟県水鳥湖沼ネットワークが調査活動10周年を記念しシンポジウム「白鳥がおしえてくれた」を開催した際に上映した作品です。
厳冬、苦難の調査活動、その調査結果をできるだけわかりやすく市民や子どもたちに伝えていきたい。そういう想いから会のメンバーが集まり手作りしたものです。動画DVDの紙芝居では、15分の中に新潟県水鳥湖沼ネットワークの活動の物語を感じていただけると思います。そのエッセンスを紹介いたします。

紙芝居 「わたると新潟」

越後平野を空から眺めると、大きな2本の川と、大小たくさんの潟や湖がある。

複雑に島が入り組む福島潟。外側からはよく見えないけど、潟の中をのぞいてみると・・・?

潟の中では渡り鳥たちが羽を休めている。越後平野でのぼくたちの冬を紹介するね!

お米を刈り取った後の落穂や二番穂が、ぼくらのごちそう。越後平野は大きなレストラン♪

雁の仲間オオヒシクイも、冬の越後平野でぼくらと同じような暮らしをしているんだよ。

昼間は田んぼでご飯を食べ、夜は潟や湖でゆっくりと休む。

雪が降っても大丈夫。けれどあまり続くと田んぼが雪で埋まっちゃう!

仕方ない、雪の少ない他の潟へ移動しよう。

阿賀野川を越えると、雪が少なくなったなあ。鳥屋野潟は満員みたいだ。もうすこし西へ行こう。

信濃川を越えて、佐潟が見えてきた。こちらはもっと雪が少ないし、ここならゆっくりできそうだ。

佐潟では冬漁師さんが、ぼくらが食事に出かけていく頃まで、舟を出すのを待っていてくれるんだって。

鳥屋野潟は新幹線や大きな道路、街のすぐ近くにある。潟の中は意外と快適なんだ。

「新潟駅から車で5分、5000羽の白鳥が舞う」なんて、ちょっと素敵でしょ?

越後平野はどこへ行っても田んぼがあって嬉しいな。でも、冬を過ごすには危険もある。

水路に落ちて出られなくなったり、電線にぶつかってけがをする鳥もいる。

そんな時、人間が助けてくれることがある。けがをしていなければ、その場で放してくれる。

そんな「人間」を観察することもできる瓢湖には一番多くの白鳥がやってくる。

2月の終わり頃には、夏をすごすシベリアへ再び帰っていく。4000kmの北帰行だ。

潟と田んぼ、ぼくらを優しく見守る人間が居る新潟・越後平野。来年もまたよろしくね!

わたると新潟 おわり~

ハクチョウやヒシクイが越後平野に飛来している10月~3月の約半年間、毎週金曜日の早朝に調査を行っています。調査は有志のボランティア活動に支えられています。その調査時の情報を公開しています。